シスコ、セキュリティー製品を拡充 〜 買収したソースファイヤーの技術で

 シスコ・システムズ(Cisco Systems)は、新たな二つのアプリケーションによってAMP(Advanced Malware Protection)ソフトウェアを拡充するとともに、ASAファイヤーウォール製品に仮想環境向け機能を追加し、セキュリティー製品を大幅に強化した。

 CRN誌によると、同社の追加AMP機能は、末端の機器に対する新種の脅威と、カスタム・マルウェアを通信網上で検知することで、クラウド電算網のセキュリティーを強化しようと狙うもの。

 シスコでは、端末にウイルス駆除ソフトウェアを実装するという従来方法は過去の遺物と言える対策であり、また、サイバー攻撃も高度化していることから、通信網全体を包括的に監視して危険を探知できる日常的対策が不可欠だと考えている。

 新たなセキュリティー・アプリケーションが二つ加えられたAMPは、クラウド・サーバーに対する攻撃を事前に検出するほか、攻撃中および攻撃後にも対応できる。

 シスコがサンフランシスコで開いたシスコ・ライブという今回の催事で発表された各種のセキュリティー製品は、同社が最近買収したソースファイヤー(Sourcefire)という新興企業の技術を土台に開発および強化された。

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