東芝、既存POSシステムの拡充に注力 〜 複数販路や他社製品への対応を強化

 東芝傘下でPOS(販売時点管理)システムを開発するグローバル・コマース・ソリューションズ(Global Commerce Solutions)は、既存のPOSを、多様化する複数販路に対応させるための開発を強化していく方針を打ち出した。

 マーケットウォッチ誌によると、東芝の新たなPOSアーキテクチャー「TCxグラヴィティー・リンク(TCxGravity LINK)」は、既存のPOSシステムを東芝のほかの製品や他社製品に対応させ、顧客の満足度を高める一方で、販売システム全体のコスト削減を顧客にもたらそうと狙う。

 TCxグラヴィティー・リンクは、複数販路対応設計によって小売業者が自分の好みに応じて販路システムを構築できる。

 TCxグラヴィティー・リンクはまた、場所と接続機器を問わず、あらゆる場所での販売システムをサポートすることから、小売業者は既存のPOSをそのまま利用できる。

 さらに、東芝グローバル・コマース・ソリューションズは、従来のPOS向けオペレーティング・システム(OS)「4690」から最新OS「TCxウェイブ」への移行も全面的にサポートしていく。

 同社は、未来の小売販売システム構築を掲げた「トゥギャザー・コマース(Together Commerce)」という構想を以前から掲げている。今回の発表はその構想の実現に向けての意気込みを示すものと位置づけられる。

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