日本“先に発表”に危機感 中国紙、宣伝戦強化訴え

 【共同】26日付の中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は、日本政府が、中国の戦闘機が自衛隊機に異常接近したことを率先して発表し、国際世論を味方に付けようとしているとの危機感を示す社説を掲載した。

 日中や米中間の情報戦が常態化しつつあるとの認識を示し、中国が自国に有利な世論形成に向けた情報発信を積極的に実施すべきだと訴えている。

 社説は「日本が(中国に)“挑発された”ふりをして、国際世論を誘導しようとしている」と主張。その結果、中国が劣勢に立たされたとし「日本が先に情報発信することによる中国側の損失を真面目に総括する必要がある」と強調した。

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