SNSからハッキング イラン、米当局者狙う

 【共同】米サイバー情報企業アイサイトパートナーズは30日までに、イランが米政府や米軍の高官らを狙い、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や偽のニュースサイトを利用したハッキングを組織的に続けているとの報告書を発表した。

 高度な技術ではないものの「複雑な手口、規模の大きさ、長期間の活動という点で前例がない」という。活動は少なくとも2011年に始まり、ハッカーは2000人以上との交信に成功したが、具体的な被害は分かっていない。

 報告書によると、フェイスブックなどのSNS上に架空の人物をつくり、標的の人物と「友達」になって親交を深めた後、興味を持ちそうな偽サイトのリンクを送り、ログインの認証情報を窃取する。これを基に機密情報へのアクセスを試み、イラン核開発交渉の米側の戦略や軍事技術などを探る狙いがあるという。

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