「大企業は国内より海外重視」〜米国民、雇用では中小企業を信頼

 大企業の雇用に対する姿勢について、米国民は国内よりも海外重視と見ていることが、ギャラップの世論調査で分かった。雇用では大企業より中小企業への信頼が厚いようだ。

 ロサンゼルス・タイムズによると、新製品や新技術の開発に貢献しているのはどちらかとの問いに、回答者の60%が中小と答え、大手は35%にとどまった。調査は成人1005人を対象に行われ、ギャラップは「国内の大手企業は明らかにイメージの問題を抱えている」と指摘した。

 海外で活動する大手は現地の雇用創出で良い仕事をしていると考える人が66%に上った一方、国内で良い仕事をしていると考える人は43%にとどまった。

 大手に対してはこのほか、米国および国民の利益と自社の利益のバランスの取り方が良くないという見方が54%に上った。

 大手に対するイメージは2013年調査でも同様で、かなり信頼しているとの回答は22%にとどまっていた。

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