エティハド航空と最終協議 出資受け入れでアリタリア

 【共同】経営再建中のイタリア航空最大手アリタリア航空は6日の役員会で、アラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空からの出資提案について両社で最終的な詰めの協議を進めると決めた。イタリアのメディアが伝えた。合意すればエティハドによる事実上の救済となる。エティハドにとっては欧州での事業拡大につながる。

 エティハドの提案内容は明らかになっていないが、報道によるとエティハドが5億ユーロ(約700億円)以上を出資し、アリタリア株を最大49%購入する見通し。エティハドは約2500人の人員削減も求め、アリタリアと交渉していくとみられる。ただアリタリアの労働組合側は削減に抵抗しており、難航は必至だ。

 1946年創業のアリタリアは労働争議や不況で経営が悪化した。一方のエティハドは2003年設立だが、中東のオイルマネーなどを背景に急成長を続け、世界で就航路線を増やしている。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る