VOAの役割めぐり論議 露のウクライナ介入で

 【共同】ロシアのウクライナ介入を機に、米政府系メディア、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)を組織改革し、宣伝機関としての役割を強化しようとする取り組みが議会で加速している。VOAの記者らはこれに対し、客観報道によって世界の信頼を得てきたと主張。冷戦回帰を思わせる議会側の動きに反対している。

 VOAは冷戦期、情報が閉ざされた東側の国民に西側のニュースを伝える役割を果たした。冷戦後も多言語で情報発信を続けているが、プロパガンダ的な色彩はなく、編集に米政府が介入することもないという。

 しかし下院外交委員会は4月末、VOAが「米政府の声」の役割を放棄してきたと批判し「VOAの使命が米広報外交の支援であることを明確にする」として、抜本的な組織改革法案を全会一致で可決した。

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