ガソリン高騰、家計を直撃 夏の行楽、景気に悪影響も

 【共同】ガソリンの小売価格が高騰している。全国平均が4月から10週連続160円台で、6月2日時点の調査では1リットル当たり166円と約5年9カ月ぶりの高値をつけた。3月24日時点が159円だったから、2カ月で7円値上がりした計算だ。

 この状況が続けば、車での遠出が増える夏の行楽に影響が出そう。消費税増税や電気・ガス料金の高値続きなど家計の負担は増す一方で、景気の足を引っ張りかねない。

 「通勤を含め移動手段はもっぱら車。消費税も上がったし頭が痛い」。群馬県太田市に住む会社員の男性(36)がこぼす。地方は公共交通機関が限られ、自動車を使わないわけにいかないだけに影響は深刻だ。2日時点の都道府県別の価格をみると、最も高かったのは輸送コストがかさむ離島を多く抱える鹿児島で174円40銭だった。

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