OPCW、現場調査できず シリア、塩素ガス使用疑惑

 【共同】シリアで塩素ガスを使った攻撃が行われた疑いに関し、化学兵器禁止機関(OPCW)の調査団がまとめた暫定報告が18日、明らかになった。塩素ガスが組織的に使われた可能性を指摘する一方、安全上の問題から使用が疑われる現場での調査を実施できておらず「最終的な結論」には至っていないとしている。

 調査団は5月から活動を開始し、被害者を手当てした医師の報告や攻撃に関する映像などを調べた。入手した情報に関し「一貫性のない、純粋に政治目的のものだとして退けることはできない」と指摘している。

 米国は6月17日のOPCWの執行理事会で、組織的な攻撃が行えるのはシリア政府しかないと指摘した。一方、報告書によると、シリア政府は調査団に対し、塩素ガスの製造工場が武装勢力に奪われたなどの情報を伝え、反体制派が使用したとの見方を強調している。

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