シリア政権、基盤強める 化学兵器搬出、対テロ戦で
- 2014年6月24日
- 世界のニュース
【共同】シリアのアサド政権は、化学兵器禁止機関(OPCW)の計画に基づく化学兵器用物質の国外搬出を完了させたことで、存続基盤を強めた。シリア内戦で台頭したイスラム過激派は隣国イラクを急速に不安定化させており、内戦で「テロとの戦い」を掲げてきた政権は正統性を強調、反体制派への攻撃を激化させる構えだ。
化学兵器生産施設の破壊などの課題は残り、実際に全廃されるのか疑念は強い。ただ、過激派の脅威がさらに拡大するのを防ぐために今後、政権存続を容認せざるを得ない空気が米欧にも広がる可能性がある。
「この大いなる成果は、シリア政府が国際的な責務を果たしていることを証明している」。外務省当局者は23日、搬出完了を受け国営通信を通じ声明を発表。国民を標的にした「テロリストの猛攻撃」が続く中で計画を完了させたとして、政権側の努力を強調した。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ