新政権待たず軍事行動も イラク情勢で米長官

 【共同】ケリー米国務長官は23日、イラク情勢に関連し、イスラム教スンニ派の過激派「イラク・シリアのイスラム国」の進撃の状況次第ではイラク新政権の発足を待たずに、オバマ大統領が軍事行動を決断することもあり得るとの考えを表明した。バグダッドでマリキ首相らと会談後の記者会見で語った。

 イラクがイスラム教シーア派、スンニ派、クルド人を含めた挙国一致体制を一刻も早く樹立するのが重要だと強調。同時に、米軍は攻撃への備えも進めているとし「大統領は戦略的に必要だと判断した場合はいつでも(空爆などを)決断する権利を持っている」と語った。

 特に、バグダッドの北約125キロにある中部サマラは重要な防衛ラインだと明言。過去に過激派がサマラのシーア派聖廟を爆破したことが引き金となって宗派対立が一気に激化、内戦状態に陥ったことを踏まえ「同じことが繰り返されるのは見たくない」と述べた。

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