スアレスがまたトラブル 相手をかんだと批判受ける

 【共同】度重なる問題行為で物議を醸してきたウルグアイのスアレスがまたもW杯でトラブルを起こした。1次リーグ突破を決めたD組最後のイタリア戦で相手DFキエリーニにかみついた疑いが浮上し、大きな批判を浴びている。国際サッカー連盟(FIFA)も事実関係の確認に乗り出した。

 問題となったのは後半34分すぎに両者が接触した場面。スアレスの後方や横から撮られた映像では分からないが、AP通信によるとキエリーニは「退場にならないなんてばかげている。歯形だってあるのに」と怒りをあらわにした。審判団から試合中にスアレスへの処分はなかった。

 スアレスはガーナと対戦した前回大会の準々決勝でシュートを手ではね返して退場となり、母国以外で痛烈に批判された。過去に2度、所属クラブでの試合中に相手をかみ、通算17試合の出場停止処分を受けた「前科」もある。

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