HPC市場向けで事業拡大を狙う 〜 エヌビディアとARM、インテルに対抗

 シラスケール(Cirrascale)とE4、そしてユーロテック(Eurotech)という業務用コンピュータ製造3社は、エヌビディア(Nvidia)のグラフィクス・プロセッサーをARM設計のCPUコアに組み込むことで高性能電算機器(high performance computing machines)を構築しようとしている。

 同コンピュータは、アプライド・マイクロ・エックス・ジーン(Applied Micro X-Gene)基板と、石油やガス、科学、産業機器設計での酷使に対応する種類のGPU(graphics processing unit)を採用する予定。

 ギガOM誌によると、ARMの設計するCPUはこれまで、モバイル機器市場で圧倒してきたが、インテル(Intel)がタブレットを中心に携帯機器向けの省電力型チップの売り込みを強めているため、業務用コンピュータ向けのチップ市場を開拓することで、新たな収入源を創出しようと狙う。

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