サラエボ事件百年で式典 人類平和と共存へ誓い

 【共同】オーストリア皇太子が暗殺され、第1次世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件から28日で100年を迎えた。ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボでは、当時敵対した国々の首脳らが参加し、式典を開催。世界各地で内戦、紛争が続く中、20世紀の危機を招いた歴史の教訓を胸に、人類の平和と共存を誓った。

 強国が植民地支配を競い合っていた当時、オーストリア・ハンガリー帝国では民族独立の機運が高揚。同帝国に併合されたボスニアのサラエボで1914年6月28日、セルビア系青年がオーストリア皇太子夫妻に放った凶弾は人類史上初の「総力戦」の引き金となった。

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