過激派、巧みな情報戦 「イスラム国」ネット駆使

 【共同】イラク北部に進撃、29日に国家樹立と「イスラム国」への改名を宣言したイスラム過激派「イラク・シリアのイスラム国」は、イラク軍と戦闘を繰り広げる一方、インターネットを駆使して巧みな情報戦を続けている。戦況の優勢を印象付ける狙いのほか、新たな戦闘員獲得につなげたい思惑が浮かぶ。

 「バグダッド近郊でイラク軍と衝突、われらの戦士が優勢」「軍の車両40台、航空機2機を破壊」。イスラム国は、ツイッターを通じて戦況の「速報」を流し続ける。

 さらに閲覧者を引きつけるため、多くの投稿でサッカー・ワールドカップ(W杯)に触れる。スンニ派のイスラム国が敵視するシーア派のイランに対し、21日の試合で決勝ゴールを決めたアルゼンチンのメッシ選手を「ジハード(聖戦)に招く」と祝福した。

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