4割がW杯に「興味なし」〜米サッカー人気まだ発展途上
- 2014年7月2日
- アメリカ発ニュース
サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、米国チームは期待以上の活躍でサッカー・ファンを熱狂させたが、「全米が燃えた」というレベルにはまだ遠く及ばないことが世論調査で分かった。
ウォールストリート・ジャーナルとNBCニュース、アネンバーグの共同調査によると、米国民の40%はW杯に「まったく興味なし」と答えた。「すごく」「かなり」は22%にとどまり、「少しだけ」「ほとんどない」が38%を占めた。
内訳を見ると、W杯への興味は裕福で高学歴の人々ほど強かった。年収2万5000ドル未満の人々は過半数が「大会に興味なし」と答えたのに対し、年収10万ドルを超える人々の71%は「見ている」と答えた。
サッカー愛好者らは、今大会で米国のサッカー人気が高まったと言い、試合のテレビ放送は多くの視聴者を引きつけた。1日時点で、1次リーグで米国がポルトガルと2-2で引き分けた試合(6月22日)の視聴者数は米サッカー中継の史上最多を記録した。
人種・民族別に見ると、「W杯に興味がある」と答えた人はヒスパニック(中南米系)が79%と最も多く、米国以外の代表チームを応援する割合も25%と最も高かった。調査は6月23〜29日、全米1233人を対象に行われた。
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