東芝、ブルガリア原発受注 5000億円、東欧で初
- 2014年7月3日
- 世界のニュース
【共同】東芝が傘下のウェスチングハウス・エレクトリック(WH)を通じ、ブルガリアの国営電力会社の原子力発電所に、原発1基を納入する見通しとなったことが3日、分かった。近く基本合意を結ぶ。受注額は5000億円程度の見込み。日本メーカーが東欧で原発を受注するのは初めてという。
東芝は、東京電力福島第1原発事故以降、原発事業の軸足を国内から海外に移した。特に新規の建設や増設の計画が多い欧州への輸出に活路を見いだそうとしている。
基本合意を結ぶのは、ブルガリア・エナジー・ホールディング(BEH)が、北部コズロデュイ原発で進めている増設計画。WHは7号機として、新型の加圧水型原子炉「AP1000」を納入する見通しだ。出力は110万キロワット前後。従来型より安全性が高いと評価されている。昨年12月にブルガリア政府が交渉入りを承認し、東芝側とBEHが契約内容の協議を進めていた。
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