欧州、対露取引を維持 本格制裁に及び腰

 【共同】ウクライナ情勢をめぐり、欧州連合(EU)は対ロシア制裁で結束を強調してきたが、基幹産業への経済制裁には及び腰だ。ロシアは天然ガスなどのエネルギー供給国としてだけでなく、新興市場としても魅力的。欧州各国は水面下で取引維持に腐心し、ロシアビジネスを見直す動きはほとんど見られない。

 EU統計局によると、EU28カ国の今年の対ロシア貿易は、輸出が11%、輸入が10%前年より減少した。ウクライナ問題が影を落としたとみられる。

 ただ、関係の冷え込み方は国ごとに違う。顕著な例は、計約12億ユーロ(約1660億円)とされるミストラル級強襲揚陸艦2隻のロシアへの納入契約を結んだフランスだ。米国などの反対にもかかわらず、6月末にはフランスでロシア海軍の乗組員の訓練を始め、10月に1隻目を納入する方針を崩していない。

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