飛行記録、引き渡しに同意 親ロシア派、マレーシア首相に

 【共同】マレーシアのナジブ首相は21日夜、親ロシア派組織「ドネツク人民共和国」の首相を名乗るボロダイ氏と電話で協議し、撃墜されたマレーシア航空機の飛行データなどを記録したブラックボックス二つを親ロシア派側がマレーシア側に引き渡すことで合意した。ナジブ氏が22日未明、声明を読み上げて発表した。

 ブラックボックスはウクライナ東部ドネツクに待機しているマレーシア当局者に手渡されるという。親ロシア派はこれに先立ち、ブラックボックスを国際民間航空機関(ICAO)の専門家に引き渡す用意があると表明していた。

 ナジブ氏によると、ボロダイ氏は、墜落機の遺体を列車で東部ハリコフへ移送し、オランダの代表に引き渡すことも約束。原因究明のための独立調査団が安全に墜落現場入りすることも保証したという。

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