中国医薬大手が日本初進出 名古屋に拠点設立

 【共同】抗がん剤を中心に手掛ける中国江蘇省の大手医薬品メーカー「恒瑞医薬」は22日、日本法人「ハンルイ医薬」を名古屋市内に設立したと発表した。日本法人の設立を支援した日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、中国の医薬品メーカーが日本に進出するのは初めてという。

 恒瑞医薬は中国の抗がん剤の市場シェアトップで、2012年の売上高は約1000億円。ハンルイ医薬は22年に日本で100億円の売り上げを目指す。

 がん治療分野で市場規模が大きい日本で、中国国内で製造した医薬品を輸入する。8月に厚生労働省に医薬品の承認を申請、認可を得て早ければ15年12月から抗がん剤を販売する計画だ。

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