対ロシア追加制裁、慎重検討 北方領土意識し限定的に

 【共同】政府は22日、マレーシア航空機撃墜でロシアへの非難を強める欧米と歩調を合わせるため、対ロシア追加制裁の要否に関する検討に入った。真相究明に向けた国際調査の進展を見極め、慎重に判断する。ただ、ロシアを過度に刺激し今後の北方領土交渉に影響を及ぼさないよう、制裁は「限定的な内容」(外務省筋)とする方向だ。

 浮上しているのは、ロシアの政府高官個人や同国企業を対象に在日資産を凍結するとした追加制裁案。類似の制裁措置は既に米国、欧州連合(EU)が発動している。日本政府内には「資産凍結に踏み込むと秋のプーチン大統領来日に影響する」(政府関係者)との懸念があり、これまで実施を見合わせてきた。

 このほか、ロシア政府関係者ら23人に発動している査証(ビザ)発給停止措置の対象範囲を拡大することも視野に入れている。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る