子連れ去りで外交制裁 米、法案が議会通過

 【共同】米国人との国際結婚が破綻した妻や夫が無断で母国に子どもを連れ帰る問題で、米下院本会議は25日、問題解決に取り組まない国に外交制裁を科すことを可能にする法案を全会一致で可決した。既に上院も通過しており、オバマ大統領の署名で成立する。

 法案は米政府に、子どもの引き渡しに関する2国間の覚書も各国と締結するよう促している。法案を推進したクリス・スミス議員(共和党)は声明で、国際結婚破綻後の子どもの扱いを定めたハーグ条約加盟国の日本とも覚書を結ぶよう求めた。

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