福島報告書受け課題議論 米原子力規制委が会合
- 2014年8月1日
- アメリカ発ニュース
【共同】米原子力規制委員会(NRC)は7月31日、東京電力福島第1原発事故を教訓に米科学アカデミーがまとめた米国内の原発の安全向上策に関する報告書について会合を開き、今後の規制の課題について議論した。
報告書を作成した同アカデミーの専門委員会のメンバーが出席。地震や津波、洪水など原発の設計想定を超えた自然災害への対応策に加え、過酷事故が起きた際の避難計画の再検討、原子力産業の安全文化向上などの提言を示した。NRCのマクファーレン委員長は「津波などを引き起こす地震がいつ起きるかを予測するのは非常に難しい」と指摘。適切なタイミングで正しい対策を講じるための手段を検討する必要があるとの認識を示した。
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