デル、シュナイダーのUPSを再販 〜 データ・センター向けに提携を拡充

 デル(Dell)とシュナイダー・エレクトリック(Schneider Electric)子会社APCは、過去22年間の取引関係をさらに強化し、APCが開発してデルのブランドで商品化されたスマートUPS(uninterruptible power supply、無停電電源装置)とラック群、そして、APCブランドのUPSシステムおよびPDU(protocol data unit)の同梱システムをデルが再販する提携を結んだ。

 その結果、両社のデータ・センター関連製品はさらに統合され、互いの顧客基盤を活用した販促協力体制も拡充される。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、APCはIT電源保護技術に強みを持ち、シュナイダーは、データ・センターの物理的基幹設備の専門家として知名度があり、そこに、デルのサーバーやストレージ製品、ブランド、顧客基盤を統合することで販促力を強化しようというのが、同提携の狙いとみられる。

 スマートUPSは元来、中小規模のオフィスやサーバー室、通信網管理室といった小規模施設での設置を想定した設計だが、デルは、シュナイダーのUPS製品やラック、PDUを大型データ・センター施設にも売り込むことで、あらゆる規模の顧客の需要に対応し、商機の拡大と顧客維持を図る。

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