VW、北米で19万台リコール〜小型SUV、エンジン停止の恐れ

 独フォルクスワーゲン(VW)は10日までに、北米で小型スポーツ多目的車(SUV)「ティグアン」約18万9490台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。走行中にエンジンが停止する恐れがあるため。

 ロイター通信によると、2009〜14年型の一部が対象で、飽和蒸気圧の高い冬季用ガソリンを温暖な状況下で使った場合、燃料系の不具合でガソリンに気泡が生じる可能性がある。この結果燃料ポンプの性能が下がり、走行中にエンジンが停止して事故につながる恐れがある。

 VWによると、この問題に絡む事故やけがの報告はない。ディーラーが電子制御ソフトの改訂版を無償でインストールして対処する。インストールは今月中に始まる見通し。

 対象車のうち15万1389台は米国で、3万8101台がカナダで販売された。

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