挙国一致政権づくり加速 アバディ氏、過激派に対抗

 【共同】イラクのマリキ首相が退陣を表明したことで、イスラム教シーア派のマリキ氏と対立していたスンニ派、クルド人勢力による協力が期待される。攻勢を強めるスンニ派の過激派「イスラム国」に対抗するため、アバディ首相候補による挙国一致政権づくりが今後加速しそうだ。

 マリキ政権下で冷遇されたと感じているスンニ派の不満を、閣僚ポスト配分などでどこまで解消できるかが鍵を握る。自らへの権力集中を進め、反対派の排除が国内の対立を激化させたマリキ氏の失敗を教訓とできるかどうかも問われそうだ。

 2006年に首相に就任したマリキ氏はそれまでほとんど無名だったが、「国民融和政権」を掲げ、内戦状態とされた治安を米国と協力して劇的に改善。基幹産業である石油生産も回復、内外の信頼を得た。

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