利上げ前倒しが適切になる可能性も FOMC議事録
- 2014年8月20日
- アメリカ発ニュース
【共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は20日、7月29〜30日分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を発表した。それによると参加者の多くが、雇用と物価安定が想定よりも早く改善しFOMCの目標へと近づくならば、利上げなど緩和からの脱却の前倒しが適切になる可能性があると指摘した。数人は、現時点の雇用や物価の目標に向けた進展や今後の見通しからみて、「比較的速やかな動き」が必要になっているとした。
ただ、大半の参加者は、利上げ時期の見通しのどんな変更も今後の経済情勢次第との見方を示し、指標などをさらに見極める必要があるとの姿勢を示した。
参加者は総じて「労働市場の改善は予想以上」との見方で一致。ただ、労働市場にどれだけの緩みがあるかについては、参加者の意見は分かれた。失業率はFOMCが長期的に正常とする水準に近づいているが、多くの参加者は現状と正常な雇用水準との間には、失業率が示す以上のギャップがあるとの認識を示した。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ