遺族、独自捜査に期待 公民権侵害、立証高い壁

 【共同】ミズーリ州ファーガソンの白人警察官による黒人青年射殺事件で、ホルダー司法長官と面会した青年の母親が「彼らが(罪は必ず裁かれるという)私の信頼を取り戻してくれると思う」と語り、連邦政府による独自捜査に強い期待感を示した。インタビューしたCNNテレビが21日放映した。

 事件の捜査は地元のセントルイス郡検察などが殺人罪などに当たるかどうかを調べる一方、連邦捜査局(FBI)や司法省は黒人差別禁止を定めた公民権法違反の有無を捜査している。公民権侵害の立証は一般的に壁が高いとされ、曲折が予想される。

 母親のレスリー・マクスパデンさんは20日、現地入りしたホルダー氏と約20分間面会、ホルダー氏は連邦政府の「公正で独立した捜査」を約束した。また、マクスパデンさんは司法当局の施設で息子のマイケル・ブラウンさん(18)の遺体と事件後初めて対面した。

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