アフガン、対立深刻化も 元外相が選挙離脱警告

 【共同】不正疑惑を受けた全票再調査が続くアフガニスタン大統領選で、候補者のアブドラ・アブドラ元外相の陣営は1日、不正票の扱いや、新政権の枠組みをめぐる議論に不満を表明、選挙プロセスからの離脱も辞さないと警告した。2日を期限に改善を要求しており、候補者間の対立が深刻化する恐れが出ている。

 アブドラ陣営の報道担当者は、多くの不正票が適正に除外されていないと主張。選挙管理委員会が今後、結果を発表しても「国民の投票が正しく反映されておらず、受け入れない」と述べた。

 選管は7月、6月の決選投票でアシュラフ・ガニ元財務相が過半数を得てアブドラ氏を上回ったとする暫定結果を発表。アブドラ氏は不正があったと訴え、米国の仲裁で約800万票全てを再調査することが決まった。

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