プリン体ゼロ発泡酒そろう ビール4社シェア争い激化

 【共同】キリンビール、サントリー酒類、アサヒビールのビール大手3社は2日、プリン体と糖質ゼロが特徴の発泡酒を発売した。これでサッポロビールが7月に発売した「サッポロ 極ZERO(ゴクゼロ)」を含め、大手4社のプリン体ゼロの新商品が出そろい、生き残りをかけた激しいシェア争いが始まった。

 キリンビールマーケティングの布施孝之社長は2日、東京都内のスーパーで「発売後1〜2カ月の売れ行きによって2社にしぼられる」と危機感を隠さなかった。

 各社は「ビールに近い味わい」(キリンビール)を前面に出して売り上げ増を狙うが、他社製品と違いを出すのは難しい。野村証券の藤原悟史アナリストも「ブランド力のある商品しか生き残れないだろう」と厳しい競争を予想した。

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