4200年前の金のピアス トルコの遺跡で出土

 【共同】中近東文化センター(東京都三鷹市)付属のアナトリア考古学研究所(トルコ中部カマン、大村幸弘所長)は11日までに、カマン・カレホユック遺跡から、前期青銅器時代に当たる紀元前2200年ごろの金製の耳飾りが出土したと明らかにした。同遺跡での金製品の出土は珍しく、保存状態も良いという。

 耳飾りは、直径約1センチのコインのような形で、ピアスのように使われていたとみられる。地表から深さ約11メートルの一般庶民の住居跡で見つかった。当時は男女とも耳飾りをつける習慣があったという。

 鉄製武器で栄えた古代トルコのヒッタイト帝国(紀元前1400〜同1200年ごろ)が誕生する以前の時代から、この地域に高度な文明社会があったことがあらためて裏付けられた。地層の分析などから耳飾りが使われた年代を特定したという。

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