両陛下がパラオ訪問へ 戦後70年で「慰霊の旅」

 【共同】宮内庁は16日、戦後70年を迎える来年、戦没者を慰霊するため天皇、皇后両陛下が太平洋の島国、パラオを訪問される方向で検討していることを明らかにした。早ければ来年4月ごろの訪問で調整を進める。菅義偉官房長官も同日の記者会見で、両陛下のパラオ訪問を調整するよう外務省や宮内庁など関係省庁に指示したと発表した。

 宮内庁によると、両陛下はパラオ訪問を強く希望しているという。実現すれば、慰霊を目的とした海外訪問は戦後60年の2005年に訪れたサイパンに次いで2回目となる。

 パラオは1914〜18年の第1次世界大戦中に日本が占領し、戦後の20年に委任統治領となった。太平洋戦争の激戦地の一つで、44年のペリリュー島の戦いでは日本兵だけで1万人余りが犠牲になった。

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