英企業に罰金530億円 中国、贈賄罪で
- 2014年9月19日
- 世界のニュース
【共同】新華社電(電子版)によると、中国湖南省長沙市の中級人民法院(地裁)は19日、贈賄の罪に問われた英製薬大手グラクソ・スミスクラインの中国法人に対し、罰金30億元(約530億円)の判決を言い渡した。中国の罰金としては最高額という。
中国当局は独占禁止法違反で日本の自動車部品会社に罰金を科すなど外資系企業に対する調査を強化しており、あらためて外資に対する政府の厳しい姿勢が浮き彫りになった。グラクソは違法行為があったことを認め、「判決に従う。中国政府と人民に深くおわびする」とのコメントを発表した。
罰金はグラクソの中国での総投資額とほぼ同じ水準。同社は中国で薬品の販売を増やすため医療関係者に賄賂を渡し、不当な利益を得ていた。国内外の会議に招待する形で観光旅行を手配することもあったという。
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