ホワイトハウス奥まで侵入 拘束の男、玄関通過と報道

 【共同】ワシントン・ポスト(電子版)は29日、ホワイトハウスに19日に不法侵入し拘束された男が、拘束場所とされていた玄関内を駆け抜け、本館奥まで入り込んでいたと報じた。侵入者を知らせる警報音が切られ、玄関の緊急施錠が間に合わなかったとみられるとしている。

 大統領警護隊(シークレット・サービス)のピアソン長官は30日、下院の監視・政府改革委員会の公聴会で証言する予定。侵入者への攻撃用に訓練された犬も放たれておらず、これらの不手際についても議会の追及を受けるとみられる。

 大統領警護隊によると、オマル・ゴンザレス容疑者は19日夜、ホワイトハウス北側のフェンスを乗り越えて、警護隊の警告を無視して建物に到達。警護隊当局は米メディアに玄関を入ったところで拘束したとしていた。

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