ソニー、4K映写機を5万ドルで米国発売 〜 最大147インチ、来年は欧州でも

 ソニーは9月30日に、ウルトラ高精細(HD)または4Kと言われる超高精細画像映写機を5万ドルで米国発売した。

 フォーブス誌によると、同製品「VPL-VW300ES」は、幅110cm、高さ26.5cm、奥行き53.5cmで、壁からの距離に応じて66インチから147インチの大きさで4K映像を映し出す。パソコンを含む電子機器に接続して映写機として機能する。

 4K市場に懐疑的な業界専門家でも、同製品は映像機器市場に違いをもたらす可能性がある、とみている。

 一般的な消費者には手が届かないため、標的市場は米国の富裕層のなかでも映像や先端機器に興味を持つ消費者に限られる。当初は、ニューヨーク市とその周辺で売りだされ、その後にロサンゼルス、そして2015年夏ごろまでには欧州主要都市で発売される見込み。

 同製品は日本国内で生産されるが、日本国内市場向けの発売はいまのところ計画されていない。富裕層が少ない点と、映写できるような空間が住宅にないことがその要因と考えられる。

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