ローマ歌劇場が大量解雇 政府の芸術助成減少で

 【共同】ANSA通信によると、イタリア有数の格式を誇るローマ歌劇場は2日、合唱団とオーケストラ計182人の解雇を決めた。全スタッフの4割に当たる。待遇改善を求める団員らがストを繰り返し公演のキャンセルが続くなど、労使紛争が深刻化していた。イタリア政府の財政難で、芸術分野への助成金が減少したことも背景にある。

 ストなどによる昨年の損失額は約1290万ユーロ(約18億円)に上るといい、歌劇場幹部は異例の大量解雇の理由を「苦しい決断だったが、歌劇場存続のためほかに選択肢はなかった」と説明。

 今後、解雇したメンバーの埋め合わせは外部委託する方針だが、労組側の反発が予想される。

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