心臓病早産児に手術成功 島根大病院、国内最軽量
- 2014年10月7日
- 日本発ニュース
【共同】島根大病院(島根県出雲市)は8日までに、大動脈と肺動脈の位置が逆になる先天性の重い心臓病を患った生後2カ月の男児に、心臓の心房内で血液の流れを入れ替えて治療する「セニング手術」に成功した。順調に回復し、今週内に退院予定。病院によると、手術時の男児の体重は約1700グラムで、この手術法では国内で最も軽い体重での成功例という。
執刀した心臓血管外科の藤本欣史講師は「早産で、出生時1100グラムしかない極めて低体重の赤ちゃんだった。心臓はピンポン球より小さく、細かい操作が必要だった」と話す。
男児は松江市の夫婦の間に昨年12月30日に生まれた。左心室から出るはずの大動脈が右心室から出ており、右心室から出るはずの肺動脈が左心室から出ている「完全大血管転位症」と診断された。さらに、大動脈と肺動脈をつなぐところにある動脈管といわれる血管が出生後も開いたままになる「動脈管開存症」も併発していた。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ