巨大金融機関処理で倒産制度活用を リッチモンド連銀総裁

 【共同】リッチモンド連邦準備銀欧のラッカー総裁は10日、イリノイ州シカゴでの講演で、巨大金融機関が「大きすぎてつぶせない」という問題に対しては、破綻防止に向けたリスク投資規制だけでは十分ではないとの見方を示した。「倒産制度の活用が本質的な対応だ」と述べ、経済全体を道連れにしないように注意を払いながら、法律や制度に従って破綻処理するべきだとの考え方を示した。

 総裁は、経営危機に陥った金融機関に対する公的支援があるとの市場の見方は依然として根強いとし、そうした期待が結果的に金融機関の破綻処理を遅らせ、金融危機を深刻なものにしたと指摘。問題解決の「唯一の現実的やり方」として、各金融機関が個別に経営が立ちゆかなくなった場合の具体的な清算方法を用意しておく「リビングウィル(遺言状)」と呼ばれる手法を挙げ、破綻時に何が起きるかを広く知らせておくことが大事だとした。

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