マレーシアに司令塔設置 パナソニック、家電市場開拓へ

 【共同】パナソニックが、白物中心に東南アジアの家電事業を統括する拠点「APアジア」をマレーシアに設置する検討に入ったことが14日分かった。エアコンなどを生産する東南アジア最大規模の自社工場があるため、司令塔を置いて成長市場の開拓を急ぐ。

 早ければ2015年4月に始動する。人口がマレーシアより多く、冷蔵庫と洗濯機の工場があるベトナムを推す意見も社内で浮上しており、最終調整を進める。

 家電事業を手掛ける社内分社「アプライアンス(AP)社」は、APアジアに大幅に権限を移譲し、現地のニーズに合った商品開発を加速する。市場調査や広告もAPアジアが手掛ける。子会社のパナホームと連携して住宅のコンセントや内装など、関連分野の販路も広げる。

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