ヤジド派迫害は大量虐殺 国連高官、イスラム国

 【共同】シモノビッチ国連事務次長補(人権担当)は21日、イラクやシリアで勢力を拡大する過激派「イスラム国」によるクルド民族少数派ヤジド派に対する迫害は「ジェノサイド(民族大量虐殺)の試み」であることを強く示す証拠があると述べた。

 ニューヨークの国連本部で一部記者団に語った内容としてAP通信が伝えた。シモノビッチ氏は最近イラクを訪問、各地で少なくとも30人のヤジド派住民と面会した。

 イスラム国は、イラク北部でヤジド派など少数派への弾圧や殺害を繰り返しており「民族浄化」(国際人権団体アムネスティ・インターナショナル)との非難も受けている。

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