北朝鮮が米国人解放 無条件の対話狙いか

 【共同】米政府は21日、北朝鮮で半年近く拘束されていた米国人男性ジェフリー・ファウル氏(56)が解放され、帰国の途に就いたと発表した。アーネスト大統領報道官は記者会見で、北朝鮮の「前向きな決定」を歓迎するとした上で、今も拘束されている米国人男性2人の即時解放を求めた。

 北朝鮮側が期限を指定して国外移送を要請してきたといい、国防総省がハワイから急きょ軍用機を派遣した。ファウル氏だけが解放された理由は不明だが、関係改善の姿勢を見せることで米国に無条件の対話再開を促す狙いがあるとみられる。

 北朝鮮でも現地時間22日夜、朝鮮中央通信が解放を報道。金正恩第1書記が「オバマ大統領の度重なる要請を考慮し、特別措置を取った」と伝え、最高指導者が大局的な判断を下したことを強調した。

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