日本政府、入国者の検疫強化 NYのエボラ出血熱陽性で

 【共同】疾病対策センター(CDC)は24日、エボラ出血熱が流行している西アフリカのギニアから帰国後にニューヨークの病院に収容され、エボラ出血熱の陽性反応を示した米国人男性医師(33)の検査を急いだ。感染が確認されれば米国で4人目。米最大都市ニューヨークは日本との人の往来も多く、日本の入国管理局は検疫を強化。全入国者に西アフリカ4カ国の滞在歴の有無を確認する。

 エボラ出血熱は米国のほか欧州にも飛び火していることから、中国などアジアへの拡大は時間の問題とみられ「日本上陸」の懸念も現実味を帯び始めている。菅義偉官房長官は24日、「さまざまな事態を想定し対策を講じる」と強調。塩崎恭久厚生労働相も「行政、医療機関、国民のオールジャパンで取り組むことが重要」と警戒感を示した。

 世界保健機関(WHO)の22日の発表によると、感染者は米国、スペイン、西アフリカ諸国の計7カ国で9936人に達し、うち4877人が死亡した。23日にはマリで初の感染者が出たと発表されている。

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