NY州が強制隔離緩和 エボラ出血熱、人権侵害批判も

 【共同】ニューヨーク州のクオモ知事(民主党)は26日、西アフリカでエボラ出血熱患者の治療に当たった医療関係者を21日間強制隔離する措置を、自宅からの外出禁止措置に緩和すると発表した。ニューヨーク・タイムズ紙によると、強制隔離は「非科学的で拙速」だとして、オバマ政権が撤回を促していた。

 一方、シエラレオネから24日帰国しニュージャージー州で隔離された女性看護師は、CNNテレビとの電話で「全く容認できない極端な措置で、基本的人権の侵害と感じた」と非難。弁護士は法的措置に訴える考えを表明するなど、強制隔離への批判が高まっていた。

 クオモ知事は記者会見で、帰国した医療関係者を自宅に待機させ、経過観察のため1日に2回専門の係官を派遣する方針を示した。

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