和食の魅力をアピール イタリア、食の見本市で

 【共同】イタリア北部トリノで開催された世界最大規模の食見本市「サローネ・デル・グスト(味のサロン)」で27日、福島、新潟、静岡の各県の酒、みそ、かつお節の製造業者らが、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された和食をテーマに講演し、伝統食材の魅力をアピールした。

 東日本大震災で被災した福島県二本松市の「人気酒造」の遊佐勇人代表取締役(48)は、日本酒の醸造法や飲み方を紹介。スローフードジャパンの石田雅芳さんは「福島の米と酒は放射線量が厳しくコントロールされ、科学的に安全が証明されている」と訴えた。

 静岡県西伊豆町の「カネサ鰹節商店」の芹沢安久副代表(46)は「かつお節は世界で一番硬い食べ物」と説明し、削り方を実演。カツオを塩漬けにして発酵させて干した伊豆半島に伝わる縁起物の保存食「しおかつお」を紹介した。

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