高橋氏、幹細胞今年の人に iPS臨床で米研究者

 【共同】カリフォルニア大デービス校のポール・ナウフラー准教授は4日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を世界で初めて臨床応用した理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーを、幹細胞研究分野の「今年の人」に選んだと発表した。

 研究者や一般からのネット投票で最終候補となった12人から、幹細胞研究に詳しいナウフラー氏が選考した。京都大の山中伸弥教授が2007年に人のiPS細胞を開発してから7年という異例の短期間で、患者の目にiPS細胞からつくった網膜の細胞を移植する臨床研究を実現したことを評価。ナウフラー氏は「リスクが高いが(患者などへの)利益も大きい」と称賛した。

 自らも研究者であるナウフラー氏は、幹細胞研究の最新の状況や課題に関するブログを運営。高橋さんには自費による賞金2千ドル(約23万円)を贈る。

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