南スーダンで制裁決議案 米、安保理に近く提出へ

 【共同】国連安全保障理事会は4日、事実上の内戦状態にある南スーダン情勢をめぐり非公開で会合を開いた。米国は、南スーダンの政治的安定を乱す勢力への制裁を可能にする決議案を、近く理事国に配布する方針を示した。

 複数の安保理外交筋が明らかにした。安保理による制裁対象者に対しては通常、渡航制限や資産凍結が科されるが、米国の決議案の詳細は不明。米財務省は5月、南スーダン政府と反政府勢力の双方の司令官を経済制裁対象に指定している。

 南スーダンでは昨年12月、キール大統領率いる政府軍と前副大統領マシャール派の勢力による戦闘が始まり、推定数千人が死亡。政府軍に多い最大民族ディンカと、マシャール派に多い有力民族ヌエルとの対立が深まり、住民らの虐殺や人権侵害も報告されている。

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