オゾン層破壊物質が増加 北半球の大気中
- 2014年11月5日
- 世界のニュース
【共同】オゾン層の破壊につながる大気中の塩化水素が、北半球では近年増えているとする観測結果を、東北大や国立環境研究所(茨城県つくば市)などの国際チームが6日付の英科学誌ネイチャーで発表した。
大気の循環が一時的に弱まったのが原因とみられる。気候なども関係するため、直ちに北極圏のオゾン層破壊が拡大しているわけではないという。地球規模では大気中の塩化水素は減り続けており、チームは、塩化水素を生じさせるフロンの規制が有効とみている。
チームは、つくば市のほかスイスなど8カ所で1990年代後半から観測し続けた大気中の塩化水素の濃度データを分析した。
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