マウスの全身透明に がんや糖尿病研究に応用

 【共同】特殊な試薬を使い全身を透明にしたマウスの標本を作ることに成功したと、理化学研究所や東京大のチームが6日付の米科学誌セルに発表した。解剖しなくても臓器の様子が観察でき、がんや糖尿病など病気の研究に応用できるという。

 これまでマウスの脳や胎児を透明にする技術は開発されていたが、血液を多く含む臓器や体の大きな成体は色素を抜くことが難しかった。

 チームは、血液の色素を効率的に溶かす試薬で実験。血管を通して試薬を臓器の内部に行き渡らせる処理をしてから試薬に浸すと、10〜14日間で心臓や肝臓などの臓器や全身が透明なゼリーのようになった。

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