テレビ中継妨害警戒を 東京五輪のサイバー対策 ソチの担当会社責任者

 【共同】2月のソチ冬季五輪でサイバー攻撃対策を担当したロシアの情報セキュリティー会社「カスペルスキー研究所」のユージン・カスペルスキー最高経営責任者(49)が7日までに、東京都内で共同通信のインタビューに応じ「ソチでは計10万回の攻撃があった。2020年の東京五輪ではテレビ中継や競技施設などインフラ設備が狙われる可能性が高い」と語り、万全な対策を求めた。

 カスペルスキー氏によると、ソチ五輪では6800台のコンピューターと300台以上のサーバー、1500台以上のテレビが会場に設置された。大会期間中、データを大量に送り付けサーバーをダウンさせたり、情報を盗むウイルスに感染させたりする攻撃は計10万回に及んだ。

 サイバー犯罪者が経歴を詐称し五輪組織委員会の職員となり、システムを遠隔操作しようとして逮捕されたケースもあった。組織委の財務部門のコンピューターは不正送金のウイルスに感染したが、すぐに駆除し、被害はなかったという。

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