ドラマに触発、リシン密造 米、大学生に有罪

 【共同】連邦捜査局(FBI)は10日、猛毒のリシンを密造し、不法に所持していた男子大学生(20)が罪を認め、禁錮1年の判決を受けたと発表した。FBIは高校教師が薬物の密造に手を染める人気テレビドラマ「ブレイキング・バッド」を学生が見ていたとして、触発された可能性を指摘した。

 有罪となったのはジョージタウン大(首都ワシントン)の学生。米メディアによると、インターネットで作り方を調べ、ホームセンターなどで原料を購入、4日間で完成させ、寮の自室に保管していた。

 学生は「自分で使うつもりだった」として、他人に危害を加える意図はなかったと供述した。当局はテロとの関連はないとみている。

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